ブームを超え定着から独自の発展へと向かうタイの中の日本

2018年12月26日、日本政府観光局(JINTO)が12月18日までの訪日外国人旅行者数累計が、史上初めて3000万人を超えたと発表。タイ人旅行者数は、2018年1月から11月の合計が100万3,800人となり、初めて100万人を突破。東南アジア諸国ではタイが初めての100万人を超えた。日本ブームが続くタイ国内では、独自の浸透ぶりが進んでいる。

タイから日本への観光客は、2013年に日本渡航へのビザが解禁されて以降、毎年増え続けている。そして、タイ国内においても、日本料理や文化、アニメなど幅広い形で、日本は多くのタイ人を虜にしている。高島屋の開店に続き、一度は撤退していた日航ホテルも来年初めに開業する。タイ国内で日本を巡るマーケットは拡張を続けるとともに、より深く浸透し、独自の展開という様相を見せている。

地方の寺祭りや郊外のフードコートには、ひとつ5バーツ(約17円)のSUSHI屋台や、タコではなくカニカマや肉が入ったたこ焼き屋がすっかり定着。アニメは衛星放送ながら専門局(タイ語吹替)があり、コミック本もほとんどが翻訳出版されている。そして、コスプレやオタクもその数は増すばかりで、ジャパンエキスポなどはさながらコミケのような状態になっている。

こうした流れの中で今年10月にオープンしたのが、日本を紹介するというアンテナショップ「1887」。日本からの食材輸入とタイ国内の物流を手がけるサンブリッジフーズ社と佐川アドバンスが、JETROバンコクと家主でもあるシンハ社の全面バックアップで立ち上げた店だ。

開店から約3カ月。管理運営するサンブリッジフーズ社によると、この間に富士吉田市をはじめ、京丹後、石巻などの地方自治体や、日本の中小民間企業が物産展、商談会を店頭で開催した。展示用に持ち込まれたご当地グルメから伝統工芸品など、到底タイでは高すぎるだろうと思われていた商材でも、少数ではあるが引き合いが来ているという。大規模会場でのフードエキスポやデパートでの物産展に出店するにも、中小企業には敷居が高い。そんな需要をうまく取り込んで順調な滑り出しとなっているという。

また、市場調査にも協力している同社では、他のアセアン諸国とは違った結果が出ることも少なくないそうだ。シンガポールでは、あまり評判が宜しくなかった食材が、タイでは料理関係者を中心に好評で、依頼元が逆に戸惑ってしまったという事例もある。

それぞれがタイに溶け込んで、独自の解釈でさらに浸透しようとしている。その中で、日本の本物も求められている。今後もしばらくは、この流れが止まることはなく、懐の深いタイの文化とも一体化してしまうのではないだろうかとも思えくる。
(GLOBAL NEWS ASIA 2018年12月30日 04時45分)

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投稿者: バンコクガイド管理人

アパレルで営業の仕事をしていましたが、2005年、 IT業界に転職し、ソリューションの企画提案や派遣営業を今もしています。 初めてタイ旅行したのは、転職1年後に多少営業活動に煮詰まっていた時でした。 気分転換で訪れたタイの魅力に嵌り、その後何度も行くことになりました。 訪タイする度に写真(静止画・動画)が貯まり、 それがきっかけでタイ情報サイトを立ち上げ、観光情報等を紹介しています。 

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