不正融資事件絡みでタクシン元首相の長男を起訴

タクシン政権時(01~06年)に官営クルンタイ銀行を舞台に起きた不正融資事件にからみ検察当局は10月10日、タクシン元首相の長男、パントンテー容疑者(38)をマネーロンダリングで起訴する手続きをとった。

同容疑者は検察庁に出頭した後、中央刑事裁判所で罪状の認否を問われたが、この間に妹2人、母親、タクシン派・タイ貢献党の幹部などが姿を見せて容疑者を激励した。

容疑者は裁判所の許可なく出国しないことなどを条件に保証金100万バーツで保釈された。
(バンコク週報 2018年10月11日)

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禁錮2年のタクシン元首相 今年10月に刑の時効が成立

ウィサヌ副首相は9月25日、首相在任中に当時の妻の土地取得に関連して職権を乱用したとして10年前に禁錮2年の有罪判決を受け、現在国外逃亡中のタクシン元首相は10月21日に刑の時効が成立すると報告した。

タクシン元首相は保釈中の2008年8月、司法当局の許可を受け中国を訪れた後、逃亡。このため、最高裁は同年10月21日に被告不在のまま禁錮2年の有罪判決を下した。その後定められた期間内に異議申し立てがなされなかったため刑が確定した。
(バンコク週報 2018年9月26日)

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タクシン元首相、フェイスブックでタイ軍政批判

2006年9月19日の軍事クーデターで失脚し事実上の国外亡命生活を送っているタクシン元首相(69)は18日、自身のフェイスブックで軍事政権と軍政を支える反タクシン派を批判した。

元首相は「過去12年間に2度クーデターがあり、タイの政治史上最も人気がある首相だった兄と妹が失脚した」「クーデターで利益を得て富裕になった人がいる」「国際社会の中でタイが軽視されるようになった」などと主張。また、教育、官僚機構、麻薬問題、司法、経済などに進歩が見られないとして、「タイがこのような状況に陥り残念だ」と述べた。一方、タクシン派と反タクシン派の抗争は「考え方、好みの違いだけであって、同じタイ人」と和解も呼びかけた。

元首相は「もう70歳になる」「12年間自分を忘れないでいてくれて感謝する」と支持者に謝意を示し、すべての政敵を許すと結んだ。

タクシン派の政党、プアタイ党は翌19日、記者会見を開き、2006年のクーデターから12年経ち、タイは依然として1140万人の貧困層を抱え、東南アジアの指導的立場から失墜したと指摘。民政移管のための議会下院総選挙の日程が固まっただけでタイ証券取引所株価指数が大幅に上昇したとして、軍政を批判した。

タクシン元首相の投稿について、軍政のプラウィット副首相兼国防相(元陸軍司令官)は19日、「毎日問題が起きているが、誰のせいだ? 我々のせいはない」「我々は国家の問題を解決しようとしているだけだ」などと反論した。

タイでは2006年以降、東北部と北部の住民、バンコクの中低所得者層の支持を集めるタクシン派と、特権階級、南部住民とバンコクの中間層を中心とする反タクシン派の抗争が続き、政治・社会が混乱している。反タクシン派が重視する伝統的な階級・民族秩序に東北部・北部の住民と低所得者層が挑戦する形で、タクシン派が選挙で勝ち続ける一方、反タクシン派は軍と司法、デモを駆使してタクシン派政権をひっくり返し、事態が収拾するめどは立っていない。

反タクシン派の軍政は民政移管のための議会下院総選挙を2019年に実施する方針だが、議会上院を軍政の任命制としたほか、有力政治家の自陣への取り込みに力を入れ、総選挙後もタクシン派の復活を許さず、政権を担う姿勢をみせている。
〈タイ政局の主な動き〉
■2001年
警察官僚から実業家を経て政界入りしたタクシン氏率いる政党が、地方、低所得者層へのばらまき政策を掲げ、議会下院選で勝利。タクシン氏が首相に。
■2005年
任期満了にともなう下院選でタクシン派政党が議席の75%を得て圧勝。タクシン首相が2期目。
■2006年
反タクシン派がバンコクで大規模なデモ。タクシン首相が下院を解散、総選挙に踏み切るが、反タクシン派の民主党がボイコット。憲法裁判所が選挙無効の判決。9月に軍事クーデターが発生し、タクシン政権崩壊。
■2007年
軍事政権が民主主義を制限した新憲法を制定。民政移管のため実施された下院選で2代目タクシン派政党が勝利。タクシン派政権発足。
■2008年
反タクシン派デモ隊がバンコクの首相府、スワンナプーム空港などを占拠。最高裁判所が選挙違反でタクシン派政党を解党し、政権崩壊。民主党を中心とするアピシット連立政権発足。
■2010年
バンコク都心を占拠したタクシン派デモ隊を軍が鎮圧。90人以上が死亡、約2000人が負傷。
■2011年
下院選で3代目タクシン派政党が勝利。タクシン氏の妹のインラク氏が首相に就任。
■2013年
インラク政権・与党がタクシン派と反タクシン派の政治抗争で投獄、訴追された人に包括的な恩赦を与える恩赦法案の成立を図る。10月、民主党が大規模な反政府デモを開始。12月、インラク首相が下院を解散。
■2014年
1月から反タクシン派デモ隊がバンコクの主要交差点を占拠。2月の下院選は民主党がボイコットした上、民主党系のデモ隊が投票を妨害し、3月に憲法裁が選挙無効の判決。5月7日、幹部官僚人事をめぐる職権乱用を理由に、憲法裁がインラク首相ら10閣僚を解任。5月20日、軍が戒厳令を布告し、実権を掌握。同22日、クーデターを宣言し、インラク政権崩壊。
■2017年
軍政が民主主義を制限した新憲法を施行。インラク前首相が汚職裁判の判決前に国外に逃亡。
(newsclip.be 2018年9月19日 14時49分)

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国外逃亡中のタクシン元首相 最高裁が新たに逮捕状発付

最高裁判所は7月4日、国外逃亡中のタクシン元首相が首相在任中に自身が関与する通信衛星ビジネスへの利益導入を目的にタイ輸出入銀行を通じて40億バーツをミャンマーに融資したとして新たに元首相の逮捕状を発付した。

この融資について元首相に7月4日に出廷することが求められていたが、出廷しなかったことから逮捕状が発付された。14年前のこの対ミャンマー融資でタイ輸出入銀行は6億7000万バーツほどの損失を被ったとされる。
(バンコク通報 2018年7月5日)

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プラユット首相 「元・前首相らの身柄引渡しは協議しない」

プラユット首相は英国とフランスへの出発を前日に控えた6月19日、「訪問の主眼は経済、貿易、投資」と述べ、「首相は訪問先でタクシン元首相とインラック前首相を帰国させて刑に服させることについて話し合うことを希望している」との一部報道を否定した。

タクシン元首相も実妹のインラック前首相も有罪が確定した犯罪人だが、2人ともタイに帰国して刑に服すことを拒んでいる。また、2人とも外国が発給した旅券を所持しており、自由に外国を訪問しているとされている。

ただ、プラユット首相によれば、今回の英国・フランス訪問は、EU側がタイとの関係の拡大を決めたことに伴うもの。プラユット首相は英国では同地のタイ企業代表と会ったり、メイ首相と会談したりする予定という。
(バンコク週報 2018年6月20日)

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